時々、大きな音を伴って降る雨にも耐えて咲き続ける栂池自然園の高山植物たち。
「雨にも・・・、風にも・・・」、そんな姿を見たくて雨の栂池自然園に行って見ました。自然の仕組みは本当によく出来ています。元気で頑張れるヤツは威風堂々と天に向って咲いています。キヌガサソウなどはその典型的な花です。そんなに強くないヤツはちゃんと雨を通り過ごす形を身に付けています。シラネアオイなどは水を弾く機能もあるようです。ゴアテックス装備です、それ以上かもしれません。雨の日には咲かない花もあります。そして一番感心させられたのは高層湿原の仕組みです。湿原の中にある池塘(小さな池)はこの大雨にもオーバーフローすることもなく、湿原全体に水を分散放出させています。堰が決壊すれば川となり水位が下がり湿原が崩壊してしまいます。全体がスポンジ状になっている湿原だから保っていける仕組みです。本当によく出来ています。これを壊せるのは人間だけでしょう。踏み込むことによりこのスポンジ機能を壊してしまうからです。これを守れるのも人間です。いつまでも大切にしたいものです。
今年は残雪の影響で植物の生育が遅れていますが、短い夏に照準を合わせ咲き出したら急展開が予想されます。水芭蕉湿原は水芭蕉がなかなか良い状態です。その他にリュウキンカ、ミヤマキンポウゲなどが元気です。
ワタスゲ湿原はチングルマが満開です。浮島湿原の手前でシラネアオイが見頃を迎えています。
浮島湿原ではシナノキンバイ、リュウキンカ 、ニッコウキスゲの花芽も目立つようになりました。夏の象徴でもあるニッコウキスゲの群落はもう少しです。
尾根道ではグンナイフウロ、ミヤマカラマツ、マルハダケブキ、サラサドウダン、アカモノなどが見られます。
栂池自然園は、 いよいよ夏の花の登場です。
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